朝日杯フューチュリティステークス(Asahi Hai Futurity Stakes)とは
日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場の芝1600mで施行する中央競馬の重賞(GI)競走である。
競走名のフューチュリティ(Futurity)とは、英語で「未来・将来・前途」という意味の言葉。
朝日杯フューチュリティステークス | |
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■ 開催地 | 中山競馬場 |
■ 格付け | GI |
■ 距離 | 芝・外1600m |
■ 出走資格 | ・原則としてサラ系2歳(旧3歳)のJRA所属の牡馬・牝馬競走馬、JRAに認定された地方所属の牡馬・牝馬競走馬(5頭まで)及び牡馬・牝馬の外国調教馬(8頭まで)。 ・JRA所属馬は通算の収得賞金が多い順に出走が可能となる。1勝馬は抽選によって出走が決められる。 ・地方競馬所属馬は、函館2歳ステークス、新潟2歳ステークス、小倉2歳ステークス、札幌2歳ステークス、デイリー杯2歳ステークス、京王杯2歳ステークス、東京スポーツ杯2歳ステークスのいずれかで所定の成績をあげると本競走に出走できる。 |
■ 負担重量 | 馬齢(牡馬55kg、牝馬54kg) |
【朝日杯フューチュリティステークス 前哨戦】
※地方競馬所属馬に限り、所定の成績で優先出走権が与えられる
競走名 | 格付 | 施行競馬場 | 施行距離 | 必要着順 |
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函館2歳ステークス | GIII | 函館競馬場 | 芝1200m | 1着 |
新潟2歳ステークス | GIII | 新潟競馬場 | 芝1600m | 1着 |
小倉2歳ステークス | GIII | 小倉競馬場 | 芝1200m | 1着 |
札幌2歳ステークス | GIII | 札幌競馬場 | 芝1800m | 1着 |
デイリー杯2歳ステークス | GII | 京都競馬場 | 芝1600m | 1・2着 |
京王杯2歳ステークス | GII | 東京競馬場 | 芝1400m | 1・2着 |
東京スポーツ杯2歳ステークス | GIII | 東京競馬場 | 芝1800m | 1・2着 |
【朝日杯フューチュリティステークス 中山競馬場 芝外周り1600mの特徴】
中山競馬場の芝1600mで第1コーナーのポケットの奥から発走。
ここが最高地点で、第2コーナーまでの約240m緩やかに下る。第2コーナー出口から第3コーナー半ばまでの500mほどで一気に4mほど下る。
第4コーナーを回って100mほど平坦を進み、ラスト200mで2.3mの急坂を上ってゴール。
最後の上り坂以外は延々と下り坂が続くためスピードが出やすい。そして最初の第2コーナーまでの直線距離は240mと短く、外枠発走の馬が大きな距離ロスを受けやすい。最後の直線距離は310mと短く第4コーナーを一団となって曲がるためにそこで大きく膨らんでしまい、距離をロスする外枠や最後の追い込みが得意な馬にとって非常に厳しいコース形態となっている。